大事にやりとりされた2つの家具。
−家具を手放す方、新しく持ち主になる方が 偶然何度も同じ組み合わせに。−

リラックスは日頃、家具をただ単に買い取りし、売るだけでなく、『大事にされた家具を次の大事にしてくれる方へ橋渡ししたい』と考えています。
先日は偶然、『家具を手放した方と新しい持ち主になる方が、繰り返し同じ組み合わせになる』という巡り合わせが。そんなお二人のあいだで家具を仲介したとき、どちらの方もとても嬉しそうだったのが印象的だったので、今回書き残してみます。
「大事にしていただいてとても嬉しいです。震災で自宅が全壊したあと、好きな家具に癒されて頑張ってきたので」(神戸市A様)
まず、兵庫県神戸市のお客様(以下A様)から「終活で大型家具を手放したい」とLINEでお見積もりのご連絡が。そのなかに、ステンドグラスのパーティションがありました。天然オーク製でどっしり安定した、素敵な品物でした。
リラックスはSNS(Instagram)やウェブサイト経由で買取家具の販売もしており、そのステンドグラスのパーティションは滋賀県栗東市のお客様(B様)がご購入くださることに。B様はパーティションをご自宅に迎えたあと、「ステンドグラスが本当に素敵!!」と、早速飾ってご自身のインスタに投稿してくださいました。
(画像左)B様がインスタのストーリーズに投稿してくださったポスト/(画像中央)B様のご自宅に置かれたパーティション/(画像右)B様宅の照明を消した際、パーティションの裏側の机周りがムードある空間に
こちらの投稿がとっても素敵だったので、これは伝えなければ。とA様に投稿画像をお見せしたところ、「大事にしていただいてとても嬉しいです。阪神淡路大震災で自宅が全壊になり、復興後は、好きな家具に癒されながら仕事を頑張ってきましたので」とお返事が。
「え!同じ方からのランプ。いっそう大切にします!」(栗東市B様)
そしてA様は、別日に、ステンドグラスをあしらったランプを売ってくださることに。
そのランプへ『ぜひほしい!』と手を挙げた方が、なんと偶然、先日のB様でした。
B様に、こちらはあのパーティションの元持ち主と同じ方から買い取ったランプなんですよ、とお話しすると、「え!そうなんですね」とびっくりしながらも、「いっそう大切にします!」と喜んでご購入いただきました。その旨をA様に共有したところ、「昨晩は花粉・黄砂・PM2.5のトリプルで早々に寝込んでいましたが、起床して一番の嬉しいニュースとなりました」とご返信いただきました。

B様のお宅に届いたランプ。その後ろにはあのステンドグラスのパーティションが。
▶︎ただただ売り買いだけをする家具買取屋にはなりたくない。
僕は日頃なるべく、買取させていただいたお客様には、家具が新しい持ち主のもとで大事に使われているお写真を送っています。そして、家具を購入くださった方には、買取の現場で実際に置かれていたお写真・素敵なお部屋で大切に使われていた様子を送っています。
そうすることで、売ってくださるお客様もとても安心しますし、購入していただくお客様もより愛着を持って使ってくれるのではないかな、と考えています。
家具買取屋として、ただただ売り買いをするだけでなく、『大事に使われてきた家具を次の方につなぐ』こと。これを実現していきたいです。