雪道の峠を越えて、白家具をお届け。

家具は世界だ。

長野県のお客様から頂いた一通のメール。

2020年1月、長野県小県郡長和町にお住まいというお客様からメールでご連絡を頂きました。ヤフーオークションからリラックスをお知りになったそうです。海外にいる娘さんとの共通の趣味である西洋骨董を楽しみたいと、50畳のホールをリフォームし、そこに白家具を集めている最中とのことでした。

早速、こちらにある白家具を紹介させて頂き、新古典様式キャビネットをご購入してくださることになりました。1月の長野県、しかも山間部ということで雪道の不安も少しありましたが、一点ものの大事な家具ですので、自社トラックでお届けすることにしました。

雪道を越えて出会えた、白家具のコレクションとダッタンそばへの想い。

関西から10時間、雪道の峠を越えてたどり着いたのは、なんとダッタンそばのレストラン。今回のお客様は、東京で弁護士として働いた後、故郷である長和町を活性化したいと、長和町大門でしか採れないダッタンそばに目をつけ、栽培、生産工場、そして併設するレストランを立ち上げたそうです。

お伺いしていた通りの白家具がコレクションされた大きなホールにキャビネットを運び終えると、「おそばも是非食べていって下さい」とダッタンそばのフルコースをごちそうしてくださいました。ダッタンそばというと普通は苦いそうなのですが、その方は長和町大門で採れるそばは苦くないことに気づき、科学的な根拠をもとに特許を取得し、十割の美味しいダッタンそばを作ることに成功なさったということでした。

リラックスにしかできない仕事があると信じて。

はじめて食べるダッタンそばに舌鼓を打ちながら、白家具への思い、今回購入くださった経緯などもお聞きすることができました。そして改めて、素晴らしいご縁をいただき、今回も喜んでくれる全国のお客様へ自社トラックで家具をお届けできて、本当に良かったと幸せな気持ちになりました。

遠方に配達する前はやはり不安もあります。ひどく疲れるかもしれないし、お客様が気に入ってくれるかな、何か不備があったら対応できるだろうか、等々。しかし、片道10時間以上かかってもリラックスにしかできない仕事があると信じて、これからも全国に自社トラックで家具をお届けしたいと思います。