運送会社が配送不可なら自社トラックで。シリックのキャビネットを東北に。

台風で浸水したご自宅を、シリックのキャビネットで華やかにしたい。

2020年も間近に迫った、年の瀬。東北から家具の注文を頂きました。お話を伺うと、2019年10月に福島県をおそった大型台風により、河川の氾濫でお家が浸水してしまった、というお客様でした。家の中に押し寄せてきた泥をかき出す作業がようやく終ったものの、絶望感は拭いきれなかったそうです。なんとか心機一転、一から頑張りたいとのお気持ちで、華やかな家具を入れたいとインターネットで検索。シリックの豪華絢爛な飾り棚をリラックスのサイトで見つけたそうです。探した中で、一番華やかな高級家具だったそうで、この家具だ！と思ったとおっしゃっていました。

雪国の部屋を明るくするロココ調のクローゼット。

さらにちょうど同じ頃、岩手県盛岡市のお客様からも、ご連絡を頂きました。これまで何度かご購入下さっていたお客様ですが、今回はリフォームにともない家具を一新するとのこと。雪国ということもあって、お家の中は豪華な家具で明るいお部屋にしたいけれど、地元ではなかなか見つからない。そこで、リラックスに真っ白なロココ調の特大クローゼットをご注文くださいました。

「配送不可」でも諦めない。家具を気に入ってくださったお客様のためにできることを。

ところが、ここから困ったことになりました。配達の依頼を運送会社にしたところ、”破損しやすい一点ものの高級家具”　”重たすぎて二人で持てない”という理由で、断られてしまいました。どこにでも手に入る家具なら、正直こちらも諦めていたかもしれません。しかし、わざわざお気に入りの家具を見つけてくださったお客様たちにやはりお届けしたい。お客様の送料負担も考え、（なんとか１人でいけるだろうと判断して）自社トラックで東北まで一人で配達することにしました。

シリック社の特大キャビネットと、白いロココ特大クローゼットと、さらにもう一軒のお得意様のために、凄まじい重さの屋久杉の座卓をトラックに積み込み出発。年末の雪の中、福島県で1泊、仙台市で1泊、盛岡市で1泊しながら、家具の搬入と組み立てを全て完了し、帰りは22時間かけて神戸まで無事に戻ってきました。